借地借家法とは

不動産の契約をする際に、少しでも知っておくべき法律があります。
不動産のことは不動産屋に任せておけばいいというのは、とても短絡的な考え方といえるでしょう。
それは残念ながら不動産屋のすべてが全面において信頼できるとは限らないからです。
素人だからといって無知でいると、場合によっては不当な契約を結ぶ羽目になり、損をすることも有り得ます。
不動産の契約にかかる費用は決して安くありませんから、詳しい内容までは知らなくても、不動産の契約に際し関わりのある法律がどのようなものであるかを知るようにしましょう。

不動産の契約、つまり建物や土地の所有や賃貸借に関わる法律に「借地借家法」というものがあります。
この法律は明治時代に施行された「借地法」と「借家法」が原型となっていますが、もともとこれらの立法の趣旨は土地や建物の賃貸借契約を結ぶ際に貸主と借主が平等の立場であるよう、借主を保護するためのものでした。

賃貸借契約ではその多くが貸主と借主の間に明らかな力関係が存在しており、借主は不利な状況に置かれることが多かったのですが、この法律は借主の立場を保障すると同時に、建物を資源としてできるだけ長く活用する(まだ利用可能な建物を早期段階で取り壊すことを未然に防ぐ)ことを目的としていました。

しかし、借主の立場を保護するあまりに、今度は貸主に対して不利な状況が多くみられたため、本来の平等の取引を実現するために法律の改正が実行され、平成4年(1992年)に新・借地借家法が施行されたのです。

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